医療について考える

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ある介護老人保健施設で思ったこと

 

介護老人保健施設に勤務している人たち

 

 


以前、都内のある介護老人保健施設に総務・経理担当で
勤務していたことがあります。

 

 

そこでの経験をお話します。

 

 

その施設は、主に認知症患者の短期入所療養介護施設で、
医院が併設されています。

 

 

この施設には医師が1名、看護師は10名前後が勤務して
います。

 

 

初出勤の日、毎朝8時30分から始まる朝礼に出席しました。
各部から担当者が前日の出来事を発表します。
その時、首をひねるようなことが行われました。

 

 

看護師の一人が認知症患者の容態を説明しました。

 

「プルス110 、褥瘡(じょくそう)・・・・・」

 

 

プルス? そうかパルスつまり脈拍か。じょうくそう?
看護師にとってはプルス(ドイツ語)という用語は
慣れたものであったでしょう。他の看護師も同様に、
専門用語を羅列しましたのでね。

 

 

褥瘡(じょくそう)とは床ずれのことですが、
文字で見て分かっても、耳で聞くと直ちには分から
ない言葉です。

 

 

朝礼に参加する人は医療の専門家ばかりではありません。
私も医療の専門家ではありません。

 

 

看護師同士あるいは医師と看護師間、その他医療関係者
の間で話す場合には、普通の会話が成立することでしょう。

 

 

だれにでも分かる言葉を使い、説明するべきだと感じました。

 

 

この施設の看護師に限らず、普段自分が当たり前のように
使っている専門用語の取り扱いは注意するべきだと思いました。

 

 

私の話を聞いて、もしかしたらあなたはこう考えたかもしれ
ません。

 

「介護老人保健施設に勤めているのなら、この程度の用語は
知っていて当然ではないか?」

 

 

しかし、それは時と場合によることを肝に銘じるべきです。

 

 

立場を変えて、経理や財務の専門用語を機関銃のように
言われ続けたら理解することは容易ではないはずです。

 

 

あるいは宇宙工学や分子生物学の専門用語を羅列されたら、
あなたならどう思いますか?

 

 

このような方面に関心があり、勉強していたのなら全てでは
なくても理解することはできるかもしれません。

 

 

でも、大半の人にとってはチンプンカンプンでしょう。

 

 

今回は、以前感じたことを率直にお話しました。

 

 

 

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